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【家で楽しめるローズガーデン】バラの苗や肥料、育て方、剪定方法とは

2021.05.14

ブログ

こんにちは。
広報・マーケティング兼ライター、時々デザイナーのS氏です。

前回、バラの樹形や品種についてを書かせていただきました。
今回は苗選びや育て方について書いていきます。

ローズガーデンを楽しみたいな~という方は必見です。

苗や肥料の選び方

植え方や育て方の前に、まずは苗や肥料について書いていきます。

苗を選ぶ

バラの苗は園芸店やホームセンター、ネット通販などで購入できます。
苗は3つのタイプがあって、それぞれ季節や管理方法が異なるので、ご自身にぴったりのものを選んでください。

新苗

圃場で接木してから約1年育てた小さい苗で、圃場から掘り上げて春に販売します。
低価格で設定されていますが、成長するまで時間がかかります。
ビニールポットに植わっていることもあります。

大苗

圃場で接木して数年育て上げた大きい苗で、圃場掘り上げて秋に販売します。
苗がすでに大きいので、かなり充実している苗です。

鉢植え苗

大苗を鉢に植え付けて育った苗で、通年販売しています。
直径18㎝の6号鉢に入るくらいのサイズなので、すでに充実しております。

失敗したくない!という初心者には、大苗か鉢植え苗がおすすめです。

バラの苗を買ったら植え替えをしましょう。
苗が入っている鉢は、運搬を考慮した株の大きさと比べて小さくなっている場合が多く、そのままの状態では根詰まりしてしまったり、順調に育たない恐れがあります。
地植えまたは大きいサイズの鉢に植え替えてください。

肥料

肥料は蒔くタイミング別で呼び方が4つあります。
四季咲き性品種と一季咲き性品種では施肥の回数が異なります。
また、バラ専用の肥料もあります。

元肥(もとごえ)

植え付けの際全てのバラに行い、固形の発酵油粕などを施します。

寒肥(かんごえ)

12~2月に全てのバラに行い、固形の発酵油粕などを施します。

お礼肥え(おれいごえ)

春の花が開花した後の5月下旬~6月下旬に、鉢植えのバラと四季咲き性品種と若い苗に行います。
固形の発酵油粕などを施します。
なお、成株になった地植えの野生種や一季咲き性品種には必要ありません。

追肥(ついひ)

涼しくなる夏の終わり頃の8月下旬~9月上旬に、四季咲き性品種と若い苗に行います。
固形の発酵油粕などを施します。
なお、成株になった野生種や一季咲き性品種には必要ありません。

育てる

次にバラの育て方について書いていきます。
元気に成長してもらうために必要な知識となります。

場所の確保と植え替え

まずは、場所の確保を行ってください。
1日最低でも3時間の日光が必要なので、まずは風通しが良くお日様が当たる場所が必要となります。
鉢植えの場合はコンクリートに直置きでも問題ありません。

ただし、真夏の西日には注意!

なぜなら根っこ部分が蒸れてしまい、全体的に傷んでしまう恐れがあるからです。
風通しだけでなく、日陰になりやすい場所をおすすめいたします。

場所の確保ができたら、鉢植えの方は苗を植え替えしましょう。
購入した鉢植え苗の鉢より大きいサイズでないと、根詰まりをしたり順調に育ちしません。

水やり

苗を植えたら、いよいよ水やりです。
地植えと鉢植えでは方法が異なります。

地植えの場合

春から秋の生育期の場合、生育期でも基本的に水やりはしないで育てていき、梅雨時期は水やりをしなくても雨量でまかなうことができます。
真夏になると雨が降らない日々があればすぐに乾燥するので、朝の気温が上がる前にたっぷり水を与えてください。
植え付け3週間は土が乾燥したら水やりをしましょう。
ただし、新苗は生育が安定するまで、1週間に1回程度水やりを行います。

また、冬の休眠期では、水やりをしないで育てていきます。
耐寒性が上がるので、乾燥したから水やりをするということはないようにしましょう。
ただし、新苗は株の様子を見つつ1週間に1回程度行ってください。

鉢植えの場合

春から秋の生育期の場合、基本的に表土が乾燥していたら水やりを行ってください。
水やりの時間は涼しい朝が適切です。
真夏の暑い日差しを浴びると土は乾きやすいので、1日1回ではなく乾燥していたら夕方にも水を与えてください。
水は鉢の底穴から漏れるほどたっぷりの量を!

葉に水が掛かってしまい、数日乾かないままの場合は病気になる可能性があります。
なるべく株元に水やりをしてください。

また、鉢植えの冬の休眠期でも、表土が乾燥し切ることを目安にして水やりを行ってください。
冬の寒い時期はどうしても乾燥しにくいので、水やりの回数は格段に減ります。

剪定

次は剪定になります。

四季咲き性品種の春の花が咲き終わった頃に、花の下の茎を数節つけて切っておきます。
こうすることで、7月上旬の二番花の開花が期待できます。

ただし、野生種や一季咲きのオールドローズは花摘みを行いません。
秋に花がらのところにできる可愛いローズヒップを楽しむことができます。

花後の剪定と言われているお手入れの一つです。

まとめ

バラ育てる編は以上になります。
意外と気軽に育てられるので、ローズガーデンされるご家庭も多いのですね。

私だったら四季咲き性品種を選ぶかな?
やっぱり、どの季節も楽しみたいって思います。

ちなみに、バラは「ウドンコ病」「黒点病」にかかりやすく、品種によっては病気に強い品種と弱い品種があります。
強い品種だと、薬剤散布などの対策はしなくても成長します。
初心者には「耐病性・強」という項目を選択すると良いでしょう。

次回のバラは風水や花言葉についてご紹介いたします。

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