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【高級感かつスタイリッシュなデザイン】コンクリート打ちっぱなしが人気の理由
2021.06.4
外構・エクステリア
土商の広報担当である私は、安藤忠雄氏の作品が好きです。
なぜなら、建築業界でコンクリート打ちっぱなしという斬新なデザインをさらに展開してくれたから。
安藤氏の作品はどれも素敵で、重みのある色も光と共に神々しくしてくれます。
こんにちは。
広報・マーケティング兼ライター、時々デザイナーのS氏です。
何で今さら安藤忠雄氏の話かって?
今回のテーマがコンクリート打ちっぱなしだからです。
コンクリート打ちっぱなしとは
コンクリートを打ち込んだ面を壁面として使用し、外壁や鉄筋コンクリート造の内壁にも利用されている
これを『打ちっぱなし』と呼ばれている
現代的・近代的な印象を与えており、デザイナーズマンションなどデザイン性の高いマンションやビルなどによく使用されています。
一方で、住宅には適さないと専門家の間で言われています。
しかし近年ではコンクリート打ちっぱなし性質のモデルハウスも増えてきており、クールでかっこ良く、おしゃれなのが人気です。
これまでデザイナーズマンションやビルに使用することがほとんどで、住宅に適さないとされてきたコンクリート打ちっぱなし。
それでもコンクリート打ちっぱなし住宅を選ばれる方が多くなったのは、時代の背景とともに機能性も充実になってきました。
外構デザインでもブロック塀をコンクリート打ちっぱなしが増えました。
クールでスタイリッシュなデザインが町歩く人の目を惹いたり、台風などの災害にも耐えてくれるので安心です。
メリット
次に、コンクリート打ちっぱなし住宅のメリットをご紹介いたします。
一体なぜ、近年でコンクリート打ちっぱなしを選ぶ方が増えてきたのでしょうか。
その答えはメリットの内容にありました。
コンクリート打ちっぱなし住宅が増加する理由の一つとして、見た目がスタイリッシュでかっこいいデザインが挙げられます。
重みを感じさせない、無機質で静かな空間、非日常を味わえる高級感は誰もが憧れるスタイルでしょう。
安藤忠雄先生はコンクリート打ちっぱなし住宅を数多く手掛けております。
それくらい、現代のモダン住宅に求められるようになったのです。
コンクリートの壁は、住宅を支えるための強度と耐久性が十分にあり、柱を設けない広い空間を造ることができます。
狭小地住宅などの狭いスペースを設けている場合、間仕切りをせずにあえて広いワンルームに設計したり、色んな可能性が増えていきます。
コンクリートは型枠に流し込んで造り上げていくので、四角い真っ直ぐな壁だけでなく曲線の壁も造ることができるので、デザイン性豊かな住宅になります。
コンクリートの壁は厚みがあるため、防音効果もすごく高いことで評価されています。
ミュージシャンの中で家の一部をスタジオにされている方は、おそらくコンクリート打ちっぱなしの壁だと思います。
(あくまで個人の感想)
ホームシアターやカラオケなど、大音量で堪能できる娯楽を楽しまれたい方におすすめです。
コンクリートは不燃性のため、防火性にすごく優れています。
住宅街では延焼、飛び火など火災の要因の一つですが、家やブロック塀がコンクリート打ちっぱなしだと危険性がありません。
コンクリート打ちっぱなしの壁や塀が、私たちを守ってくれていると言っても良いでしょう。
また、防火性の高さから、火災保険料が安く設定されていることもあります。
デメリット
次にデメリットをご紹介いたします。
コンクリート打ちっぱなしは厚みがあることや、コンクリートだから生じる不安要素もあります。
外壁のコンクリート打ちっぱなしは、必ずひび割れが生じます。
コンクリートは鉄筋のため、放置するとひび割れした箇所から雨水などが侵入し、中性化によるサビになってしまいます。
漏水や凍害などによる爆裂、建物の構造自体に傷をつけてしまう可能性が大いにあります。
最大のデメリットと言われているのが『断熱性の低さ』です。
コンクリートの熱伝導率の高さが原因で、夏はかなり暑く、冬はかなり寒い。
そのおかげで、光熱費は高くなります。
コンクリートというのは、砂利と水を合わせたもののため、固まってから数年にかけて水分が蒸発していく性質を持っています。
建物内で水蒸気が発生してしまうので、数年間は湿度の高い状態が続くでしょう。
約5年は年間を通して除湿器を使用したり、エアコンのドライ機能で乾燥させるなどの対策が必要になります。
コンクリートは水分をすぐに吸収するので、飲み物などをこぼしてしまうとシミになってしまいます。
水分を吸収しないように防水処理をしたりなど、対策をしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
コンクリート打ちっぱなし。
マンションやビルなどの高層建物だけでなく、なぜ住宅や外構デザインにも施されているのか、なぜ人気なのか分かりました。
せっかくスタイリッシュでかっこいいデザインになるのに、雨水などに負けてひび割れをしたりサビたりするのはもったいない。
雨水に負けないように防水処理などの対策をしておきましょう。
コンクリート打ちっぱなしのブロック塀で景観対策もOKです。
というお客様は、お気軽にお問い合わせください。