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【ローズガーデンを楽しむには】バラの樹形や品種について知っておくこと
2021.05.12
ブログ
こんにちは。
広報・マーケティング兼ライター、時々デザイナーのS氏です。
5月半ば、初夏です。
夏も近づく八十八夜も過ぎました。
さて、この5月といえばこちらの植物が見頃を迎えるでしょう。
ばらバラ薔薇(rose)
バラといえば、赤色のイメージが強いですが、品種や樹形が様々なので、ガーデニングではたくさんの色のバラが咲き誇ってとても綺麗だと思います。
ご自宅のお庭でも育てることができるので、記事を読んで参考にしてみてください。
バラとは
バラ科バラ属、または園芸バラ、栽培バラを総称とし、鑑賞用や食用として使用されることがある
低木、または木本性のつる植物で葉や茎に棘を持つものが多くある
開花・見頃時期:5~6月、9~10月
北半球の温帯域に自生していて、南半球には自生していないそうです。
主産地はチベット周辺、中国雲南省からミャンマーにかけてで、中近東からヨーロッパ、極東から北アメリカへと伝わっていきました。
実は、栽培のバラと花束のバラが違う、というのはご存知でしたか?
恥ずかしながら、私は知りませんでした。
花屋で売られているバラは、切ってからも綺麗を長く保つ、流通途中で痛まないようになど、商品として扱うために『切り花』用に品種改良されています。
傷まないように、茎が太く真っ直ぐで香りがないものが多いです。
庭で栽培するバラは、品種改良をする必要がないため、自然に咲き誇り、豊かな香りの品種がたくさんあります。
おかげでどの品種を選ぼうか悩んでしまいます。
バラの樹形・品種
バラは種類や品種、系統の数が多くあります。
自然の中で自生しているバラ、我々人間が品種改良した園芸品種、その中でもオールドローズ、モダンローズ、ミニバラというカテゴリー、さらに色や形、香り、棘の有無、花びらの枚数など。
毎年、世界中で新品種も発表されているので、約4万の品種が存在します。
しかし、膨大な数の中から選ばなければならない、家のガーデニングに適しているバラはどれなのでしょうか?
個性豊かなバラの中から育てる際に、必ず確認しておきたいポイントがあります。
・バラの樹形
・開花周期
この2点さえ抑えておけば、花の形や香りなどお好みを選ぶと良いと思います。
バラの樹形
つる樹形
枝が2メートル以上も成長し、構造物に誘引すると形状も変えることができます。
これを、クライミングローズとも呼ばれています。
地植えや鉢植えどちらでも育てることはできますが、広い庭で地植えをすることで、外壁やフェンスなどの構造物に誘引して育てていき、美しく咲き誇ってくれます。
半つる
半自立する樹形で枝がしなやか、1~2メートルは成長します。
シュラブローズと呼ばれています。
小さい庭や大きい庭、地植えや鉢植え問わず、基本的にどんな場所でも育てることができます。
小型アーチやフェンスなどに誘引するのもOK。
木立性樹形
支柱などの支えがなくても自立して成長します。
ブッシュローズと呼ばれています。
こちらも半つる樹形と同じで、小さい庭や大きい庭、花壇、地植えや鉢植えなど問わずどこでも育てることができます。
バラの品種
バラの開花周期には3つのパターンがあります。
一季咲き性品種
一年のうち一度だけ、5~6月と限られた期間で咲き誇ります。
四季咲き性品種
四季を通して、伸びた枝先を剪定すれば繰り返し花が咲くため、何度も楽しめることができます。
通年咲かせるためには、施肥の回数や剪定回数、こまめな病虫害対策などの手入れが必要です。
返り咲き性品種
季節や条件によって、伸びた枝先に花を咲かせます。
繰り返し咲かせるためには、もちろんこまめな手入れが必要です。
誘引アイテムのサイズに適した品種を選ぶことが大切です。
つる植物とつるバラ、アーチやパーゴラに異なる植物を絡めたり、色違い、サイズの違う花など2種類をミックスさせるとさらに魅力もします。
華やかでリズミカルな景色を楽しむことができるのでおすすめです。
まとめ
いかがでしたか?
今回はバラの品種や樹形などについて、簡単にまとめさせていただきました。
花の時期を揃えてより豪華にしたり、花の時期を変えてリレー咲きにしたりして、思うままにつる植物を楽しんでください。
少し長くなってしまったので、育て方や苗の選び方については次回の記事をご参照ください。